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【まとめ】SFPホールディングス 自社株買い

日本列島に寒波が吹き荒れています。

関東地方はすごい雪ですね。

都心部でも10センチくらい積もるそうです。

明日の通勤も心配ですねー。電車大丈夫かな?

さて、雪のため早々に帰宅したので、先週金曜日のSFPホールディングスの自社株買いについてのまとめをしたいと思います。

前回のSFPホールディングスの自社株買いの記事はこちら

SFPホールディングの銘柄分析はこちら

目次

1.今回の自社株買いの目的

(1)東証一部への鞍替え

親会社のクリエイトレストランツホールディングスが保有している株式を償却することで、全体の発行済株式数を減少させて、流動株比率を高める

現状、SFPホールディングスの株式はクリエイトレストランツホールディングスが66.9%を保有しており、流動株比率は35%を確実に下回っており、東証一部への上場基準を満たしていない。

今回の自社株買いにより、クリエイトレストランツホールディングスの保有割合は56.0%にまで低下する。

※東証一部への上場基準

色々ありますが、代表的なものは下記の通りです。

①株主数2200人以上

②流通株式数2万単位以上

流通株式数比率 上場株券等の35%以上

④時価総額250億円以上

(2)経営指標の改善(ROEや1株当たり利益の向上)

①ROEの向上

純資産が減少するので、ROEの数値が向上する

「ROE=当期純利益÷純資産」

②1株当たり利益の増加

株式数が減少するので、1株当たり利益が増加する

「1株当たり利益=当期純利益÷株式数」





2.今回のことで考えられるデメリット

自社株買いを行うことで考えられるデメリットを考えてみると、資金繰りの悪化が考えられます。

320万株×2,030円=約65億円 をクリエイトレストランツホールディングスに支払う必要があります。

11月末の決算短信によると、下記のようになっています。

現金預金残高:約41億円

関係会社貸付金:60億円

関係会社貸付金の貸付先はクリエイトレストランツホールディングスと思われます。

クリエイトレストランツホールディングスに貸し付けていた資金を自社株買いの対価に充てるということになります。

そうすると、「60億円(短期貸付金)-65億円(自社株買い)=▲5億円」の資金流出となります。

現預金残高が41億円ありますので、資金的にも問題なさそうですね。

3.まとめ

以上のことから総合的に考えると、東証一部への鞍替えを目指すためには、親会社に持ち分を手放してもらう必要があり、

その方法として、SFPホールディングスがクリエイトレストランツホールディングスが保有する株式を買い取れる財務状態だった

【①純資産が手厚かった(2017年11月末だと、株主資本比率も80%超)②資金余りの状態だった(60億円もの貸付金があった)】

ということで実施に至ったと考えられます。

個人株主としては、SFPホールディングスの持ち分割合が高まることで、株式の価値を高めるといえますね。

SFPホールディングスの株価は自社株買いの発表後(1/19 12時過ぎ)、

1/19の後場で前日比+87円、1/21も+135円となっていますので、今回の発表が好感されているようですね。

なお、1/21の終値は2,276円です。

年初来高値は2017/12/20につけた2,427円です。このままの勢いで更新してもらえると嬉しいですね。

東証一部に鞍替えを果たし、株価が高騰し、親会社のクリエイトレストランツホールディングスのように株式分割を繰り返すような銘柄に成長してくれることを信じて、ホールドしていきたいと思います。

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