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『お金2.0』を読んだ感想

まんぷくです。

ふと、本屋を見ていて気になった『お金2.0(新しい経済のルールと生き方)』という本を読みました。

著者はメタップス(証券番号:6172)の代表者、佐藤航陽氏です。

感じたことを簡潔にまとめてみます。

目次

お金の正体とは何か?

お金は経済活動の手段に過ぎなかったが、いつの間にか目的になっていった。

つまり、「お金を遣って何をするか?」から「お金を稼ぐこと自体が目的」になったということです。

確かに、明確に使途を決めて貯金するというよりは、特に使途を決めず、とりあえずお金を貯めておくという傾向が強くなっているように思います。

資本主義経済から価値主義経済へ

今の30代以上の世代は、様々なものをまずは貨幣価値に置き換えて考えがちです。

尺度が同じになるので、他の人にも説明しやすく、共有も容易だからでしょうか。

これは今の30代以上の世代が物質的に完全には満たされていなかったためかもしれません。しかし、今の若い世代はそもそも物質的に満たされた状態で育っているので、物質的なものだけでは満たされません。

すると、貨幣価値に置き換えられないものが価値を持つようになります。

これを価値主義と定義づけています。

物質的に満たされた、その先にある他者からの承認欲求などですね。それ自体では貨幣価値を持たないものです。

以前、テレビで、マ○コ・デラックスさんがインスタグラムについて、

「いいね!」って何なの?何の意味があるの?と若い人に聞いていました。

誰も上手に答えることができていませんでしたが、「いいね!」をもらうことで承認欲求を満たすことになるのでは、と考えました。

「いいね!」自体は1円にもならないので、資本主義経済で考えれば意味のないものです。

一方で価値主義経済で考えてみると、それによって他者からの承認欲求を満たすことができますので、価値のあるものと考えることができます。

仮想通貨とは何なのか

現状、貨幣は国家が管理し、国家がお墨付きを与えることで機能しています。

以前は金と交換することができていましたが、それだと金が足りなくなくなってしまうので、国家が貨幣の価値を保証しました。

仮想通貨は国家が関与していません。つまり、十分な背景をもたないものになります。

しかしながら、使い方次第で貨幣と同様に報酬の一部となり得る可能性があります。

ただ、この本のなかでは深く言及してはいませんでした。

まんぷくのまとめ

今の世界経済をお金の視点から捉え、平易な言葉を使って解説しており、独自の世界からの解釈はとても興味深いものでした。

30代以上の世代は、あらゆることを貨幣価値に置き換えて考えていると思いますが、若い世代は金額に置き換えるばかりでもないんですね。

今後、若手とコミュニケーションするときに気を付けたいと思います💦。

インスタグラムやフェイスブックの「いいね!」は私にとって理解が難しいものでしたが、この本を読んだことで、直接的に言及されている訳ではありませんが、自分なりに理解できたように思います。

日本が、いや世界がどんな風になっていくのか読んでいてワクワクさせてくれる本でした。

興味のある方はぜひ読んでみて下さい。読みやすいので2時間くらいで読めます。

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感想(5件)

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