まんぷくです。
ふるさと納税についての記事も4回目になりますね。
今日は寄付金の限度額の計算方法について取り上げていきます。
結論から申しますと、ふるさと納税の限度額は下の4つの合計金額で算出されます。
①2,000円(控除不能額)
②所得税減額分(自分が適用される所得税率=例えば、10%)
③住民税減額分(所得金額×10%)
④住民税特別控除分(住民税の20%まで)
仮に、以下のような状況だとどうなるか、計算してみましょう。
収入(450万円)ー控除(150万円)=所得(300万円)
所得が300万円の場合、適用される所得税率は10%になります。(ふるさと納税 第2回 所得税 の税額表より)
これにより、②の適用税率は10%になります。
あとは④を算出すれば、他の金額が決まってきますので、計算してみましょう。
所得(300万円)×住民税率(10%)×住民税特別控除分(20%)=6万円
②10%、③10%ですので…
6万円÷0.8(100%-10%-10%)+2,000円=77,000円
このように計算できました。
計算式で考えると、次のようになります。
寄附限度額=所得金額×0.02% ÷(90%-所得税率)+2,000円
つまり、所得金額が確定したら所得税率が何%が適用されるかを確認して、所得金額を計算式に入れれば、計算できることになります。
ちょっと難しいですが、電卓で計算してみると案外簡単に計算できると思いますので是非やってみて下さいね。
次回はふるさと納税のもっとも高い障害となっている確定申告を回避するために準備されたワンストップサービスについてご説明します。