2018年11月14日、ライザップグループが衝撃の決算発表を行いました。
想像を絶するクソ決算です。ライザップショックと言ってよいレベルです。
修正された今期見通しを見てみましょう。
売上高 :2500億円→2309億円(▲191億円)
営業利益: 230億円→ ▲33億円(▲263億円)
営業利益の落ち込みが非常に顕著です。
第一四半期の際には社長から、第2四半期以降は四半期ベースでの最高益を更新し続けるとの宣言がありましたから、まったく状況が変わってしまったことになります。
数字だけだと、状況が変わった理由がよく分かりませんので、営業利益が前回の見通しより263億円も落ち込む要因をみてみましょう。
第1四半期時の営業利益見通し :230億円
➀経営再建の遅れ(主にグループ入り1年以内企業)▲72億円
➁構造改革関連費用等 ▲84億円
③新規M&Aの凍結 ▲104億円
④その他 ▲ 4億円
今回の見通し ▲33億円
要するに、
➀グループ入りした会社の経営再建が思ったように進まず、利益体質に変貌させられない。
➁ゆえに、構造改革費用を使う。
③当然新しい会社を買収することなどできない。
ということです。
カルビーから来た松本氏が、子会社が問題を抱えていると常々言っていましたが、まさにその通りの内容になりました。
好意的に見れば、いつかはやらなければいけないことを松本氏が来たことによって、早めに着手できるとも考えられます。
いずれにしても、短期的には株価は大きく下げるでしょう。今日も一時的にストップ安になりましたが、明日の株価がどうなるか心配です。